関西学院大学 法学部 法律学科 5

関西学院大学 法学部 法律学科

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 私が在籍するグローバルスタディプログラムでは、論文を執筆するという総合学習があった。そこで、論文の題材を父が経営する協同組合が携わる「外国人技能実習制度(以下、「本制度」)」に決めた。本制度では、主に低賃金が原因で技能実習生が失踪するという問題が発生していた。そこで、「本制度の課題とその解決策」という題材で研究を行った。法律的なアプローチとしては、客観的・多面的に本制度を観察し、論理的により良い制度に見直していく必要がある。本制度の課題の法律的な解決策として技能実習生用時間給の創設を行い、その時間給を支払うことのできる企業だけが、技能実習生を受け入れることで、低賃金の問題が解決されるという結果に至った。 
 ただし、本制度の理念は、当該開発途上地域等の経済発展を担う人づくりに寄与するという国際貢献なので、社会的なアプローチとしては、本制度に関わる全ての企業が、社会的弱者である技能実習生を大切にする心を持つ必要がある。
 フィールドワークを行う過程で、給与が多く技能実習生に対し待遇の良い企業もあったが、企業ごとの技能実習生待遇の如何により、本制度の評価も変わると考えた。そこで、企業の方針がどう決められているかに強い興味を持った。企業には労働に関する法律を含めどのような法律があるのか、さらに企業は、企業に関する法律をどのように解釈しどのように運用しているのかについて調査し、法的な視点からの解決策について思考した。
 以上の過程で、自分が興味を持った企業法務分野について専門的に学ぶために、貴学法学部法律学科特修コースを志望する。貴大学の根本理念には「Mastery for Service」があり、これは私が将来目指す社会的貢献と同一だ。貴学の法学部法律学科の1年次では、少人数制の演習などを通して、法律の基礎や教養を幅広く学びたい。また2年次からは、特修コース企業法務分野を選択し、会社法や労働法を深く学びたい。さらに3年、4年次には、柳屋孝安ゼミに参加し、そこで職業生活の中で起こりうる労働問題について議論したい。
以上の理由により、私は貴大学法学部法律学科特修コース企業法務分野を志望する。

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