関西学院大学 総合政策学部 4

関西学院大学 総合政策学部 

※この書類を外部に流出させることを固く禁じます。
活動を通してあなたが学んだことや、その活動を通して成長できたことを具体的に記入し自己アピールしてください。
 
私は、課題解決能力が飛躍的に上がった高校2年生から高校3年生までの年級委員としての活動をアピールしたい。
年級委員とは中学1年生が朝礼や掃除をする際の見守り、新入生歓迎会の企画・運営を行う役員のことだ。年級委員は、約40人ものクラスをまとめなければならないため、プレッシャーが掛かる重大な役職だ。そんな年級委員に立候補した理由は、「中学1年生が学校生活を希望に満ち溢れたものにできるよう、サポートをしたい」との思いや「自分以外の人の責任を背負う環境で自分自身の主体性を高めたい」という思いがあったからだ。私はこの年級委員の活動を通して、以下の2つの課題に直面し、その課題を解決することに努めた。
1つ目は、入学して間もない頃に行われた「新入生歓迎会」の際に、1年生が参加しにくそうにしていたという課題だ。その原因として、自ら発言することへの恐れや、友達がいないことによる不安などが考えられた。この課題を解決するために、1年生の様子を観察しながら全員が参加しやすい活動とは何かを見極め、より良い活動を企画することに努めた。具体的には、1年生を複数のグループに分けることで、主体的に発言できる環境を作るということを提案した。現に、主催したクイズ大会の際には、年級委員に答えを言いに来る人を毎回変えるというルールを設定することで、皆が能動的に参加できる仕組みを作った。
2つ目は、1年生が悩み等の相談をしにくい環境に置かれていたという課題だ。その原因として、1年生と先生の距離が遠いことが考えられた。そこで、同じ生徒という立場だからこそできるサポートの方法を模索し、それを実行した。具体的には、学校で配布されているスケジュール帳に勉強や部活に関する悩みを書いてもらい、返事を書いて返却した。先生であれば一人ひとりの悩みに親身に寄り添う時間を割くことができないが、同じ生徒という立場に立っているからこそより多くの時間を割くことができ、彼らを深く理解することができた。また、上下関係を意識せずオープンかつフレンドリーに接したことで、1年生からも話しかけやすい環境を作ることができた。
 私はこの経験を通して、人前で積極的に発言できるようになっただけでなく、自らの意見を正確に伝えることや他者を先導することの難しさを痛感した。それと同時に、他者を先導する際は、感情的にものを伝えるのではなく、物事を冷静かつ論理的に説得することが大事だということを学ぶことができた。また、このボランティア活動での実践的な経験を通して、自分自身の献身的な精神を養うことができ、他者をサポートすることの楽しさを知ることができた。
この経験を通して得た能力を大学でも存分に発揮して、スクールモットーである「奉仕のための練達」を実現することのできる人材を目指す。そして、多くの人が困っている問題を発見した場合は、何が原因なのかを分析し、解決するための努力を惜しまないことをここに約束する。
 
具体的に4年間の学びの中で何をどのように学んでいきたいですか。また、それになぜ興味を持ちましたか。(520字程度)
 
 私は貴学で、サブサハラ・アフリカ地域での持続的で自立した生活基盤を構築に貢献したい。
目標達成には、課題設定から政策立案の過程を学ぶだけでなく、グローカルな視点を養う必要があると考える。そこで、以下の学習計画を想定する。
 第一に、学部独自のイングリッシュコミュニケーションの授業を通して、英語運用能力を身に付けたい。理由は、サブサハラ・アフリカで活動するにあたって、現地住民とのコミュニケーションが重要になるからだ。第二に、国際政策学科に所属し、世界を対象に思考を巡らすことで、課題解決能力を磨きたい。この学科の特徴であるケーススタディを中心とした研究を通して専門知識を獲得し、国際的視野や実践力を養うことができると考える。第三に、途上国で開発コンサルタントとして活躍されていた西野桂子教授の研究会に所属したい。研究会への入会が叶った際には、研究会独自の試みであるフィリピンフィールドワークを通して「Vizcaya Fresh!」という団体に取材し、「貧困農民の収入増大を目的としたビジネス」について学ぶ。そこで得た知識をサブサハラ・アフリカ地域における農業の6次産業化の発展につなげたい。
貴学の理念である「奉仕のための練達」のもとで学ぶことは、社会的に立場の弱い人たちに寄り添う精神を涵養できる。また、私の目標を達成するには貴学の洗練された学習環境が欠かせないと確信しているため、貴学への入学を強く切望する。(592字)
 
特に積極的に取り組みたい活動について記入してください。なお、記入の際は、具体的かつ、なぜその活動に取り組みたいのかも含めて記入してください。(360字程度)
 
私は、貴学の充実した「海外フィールドワーク」を利用して、ベトナムへ実地調査を行いたい。その理由は主に2つある。1つ目は、人口の約半数が農業関連の仕事に就いており、途上国における農業の問題に触れられるからだ。2つ目は、以前出稼ぎ労働者として日本で働くベトナム人の方に取材を行った際、「教育面や衛生面において都市部と地方で大きな経済格差が存在する」と述べられ、ベトナムの経済状況を現地の人々の立場に立って調査したいと考えたからだ。具体的な実地調査の内容としては、都市部と地方の現地企業やそこに住む住民への傾聴活動を通してベトナムの経済状況を多角的に考察することで、実情を把握することを考えている。また、農村部に足を運ぶことで、農家で働く人々が抱える生計上の課題を把握し、農村を発展させるための政策・施策について吟味したい。
以上の活動で得た学びをサブサハラ・アフリカ地域における農業の6次産業化に落とし込み、サブサハラ・アフリカ地域における貧困問題を是正したい。(428字)
 
あなたが目指す将来の進路に向けて記入して下さい。(360字程度)
 
サブサハラ・アフリカ地域における農業の6次産業化を促すことで貧困の悪循環を是正する。サブサハラ・アフリカは世界で最も貧しい地域で、総人口の約4割が絶対的貧困に置かれている。また、農業従事者1人当たりの付加価値は世界でも最低水準となっている。その原因は、「農家が都市部に農作物を届ける際、流通経路が整備されていないため多くの中間業者を経由しなければならず、多額の手数料を支払う必要があること」だと言われている。解決策を模索するにあたって兵庫農政環境の山本圭祐氏に取材を行ったところ、「農業の6次産業化が改善策になり得る」との情報を得ることができた。これは、地域団体や中小企業と連携を図ることで、生産から販売までのプロセスを円滑にする企てである。これにより、余計な手数料が減るため農家の所得の向上が見込め、貧困の悪循環の改善につながる。
以上のように私は、サブサハラ・アフリカ地域の貧困の悪循環を改善し、皆が平和に共存共栄できる基盤を構築したい。(418字)

質問などがある場合は、お気軽にご連絡ください。LINEまたはチャットにて対応させていただきます。

相談する

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。